北朝鮮の異変について金スンチョルさんの論文です【調査会NEWS4109】(R8.10.23)

【調査会NEWS4109】(R8.10.23)※このメールには返信しないで下さい。
<北朝鮮の異変について金スンチョルさんの論文です>    荒木和博
 元北韓改革放送の代表で、現在「しおかぜ」朝鮮語放送にコーナーを持ってくれている金スンチョル朝鮮改革開放委員会委員長が今回の金正恩死亡説について以下の論文を送ってくれました。非常に興味深い内容です。ぜひご一読下さい。
金正恩氏の脳出血による死亡をめぐる金与正の反応を分析
2026年10月23日
要点まとめ ・2026年10月19日、金正恩死亡説の真実の可能性は80%以上 ・金正恩の死亡、あるいは植物状態! あるいは半身不随の状態! ・2026年10月?~20日(?)、北朝鮮の権力体制が大きく揺らいだ。 ・金与正は紆余曲折(?)の末、21日に権力を掌握した ・平壌の権力は迷走状態 ・短期的には、内部の混乱や衝突、反乱はない。 ・長期的には極度の不安と中国の対応があるだろう
朝鮮改革開放委員会委員長:キム・スンチョル
金正恩の脳出血による死亡説に関する金与正の反応分析 2026年10月19日から浮上した金正恩の脳出血による死亡説を契機に、2026年10月20日~22日の朝鮮中央通信による「南部国境」現地視察の報道を分析した。 ・分析資料 ・2026年10月19日、米国在住の反中人士が金正恩の脳出血による死亡説をオンラインで公開 ・2026年10月20日、「朝鮮民主主義人民共和国国防省顧問 朴正天元帥」による軍事境界線(DMZ)要塞化工事の視察を報道。 ・2026年10月21日、北朝鮮の朝鮮中央通信が「金与正・朝鮮労働党中央委員会部長の談話発表」を報道 ・2026年10月22日、北朝鮮の朝鮮中央通信が「金与正・朝鮮労働党中央委員会部長が韓国側に再び警告」と報道
・総合分析 1) 経緯 ・金正日の死亡日(?)がいつかは不明だが、金与正は20日まで無気力と絶望感から極度の虚脱感に陥った?! そこで朴正天が乗り出した。 ・20日の朝鮮中央通信の報道は朴正天中心の報道であり、その後にわずか3分の1だけ金与正に関する報道があった ・21日、金与正は正気を取り戻し、「私は今日、朴正天元帥と共に国境へ行って来た」と述べ、同格であること、そして自身が主要な権力者であることを示し始めた。 ・22日、金与正は正気を取り戻し、本来の「特別な毒舌」を繰り出し、自身の主導権を確認した。 2) 核心的な表現と分析 ・20日の朴正天現地視察報道の分析 ・国防省顧問の朴正天が20日、軍の最高権力者として軍事境界線を現地視察した。これは極めて衝撃的だ。金与正は李一煥の次だった。これは報道資料作成時点での権力順位を示している。 ・北朝鮮において、軍部要人の活動報道で「国防省顧問」という曖昧な職責が、重要な軍事境界線の視察を独占的に報じた事例はなかった。朴正天はもちろん、他の軍最高幹部も、軍関連の活動ニュースにおいて、顧問や元帥という職責で、独自に、主導的に軍事活動(軍指揮、検閲など)を行ったことは一度もない。 ・金与正は、報道資料全体の3分の1、それも最後に、敬称もなく「言及した」という極めて控えめな表現で自身の発言を引用する形をとっていた。特に金与正は、「わが軍事指導部」という、北朝鮮としては極めて曖昧な表現を用いた。これは金正恩の身に何かあったことに対する間接的な証明である。 ・朴正天国防省顧問に関する報道が出回った頃、金与正は金正恩の死亡(?)による衝撃から抜け出せていなかった状態だったのだろう。 ・朴正天は視察の最後に「強調した」という表現を用いた。これもまた極めて曖昧な表現であり、朴正天の地位が確固たるものではないこと、すなわち軍の最高権力者ではないことを示しつつも、その役割を果たすべき立場にあったことを示している。これはおそらく、金与正が軍関連の全権を国防部長や総参謀長ではなく、朴正天元帥・顧問に委ねた可能性を示唆している。 ・過去のニュースや資料を見ると、朴正天は金与正の側近となる可能性を十分に秘めている。2024年のプーチンによる乗用車の贈呈に同行し、金正恩の承認を受けた記録があり、処罰も受けたが復権した(このような場合は絶対権力を信じて過度に傲慢になったケースが多い)、 2020年4月には同党指導部で共に働いたという記録、2021年には朴正天と金与正が同時に国務委員に就任したほか、他の記録からも、朴正天が金正恩の側近であり、金与正と親しい関係にあった可能性が示されている。したがって、金与正が朴正天を軍の最高権力者として据えた可能性が示唆される ・21日、金与正部長の談話が発表された ・金与正が「私は」と述べ、報道の中心人物、主導者となった。 ・日付の誤りを訂正したのは、20日の報道で金与正が二の次だったことを意識した可能性が極めて高い。自身が後回しにされていた報道資料について、撤回ではなく回避した。 ・2026年10月19日以前には、「国家首班」という表現が、政治・軍事・経済・行政の報道資料において、「独自的・主導的な主語」としての地位を持つ表現として使用されたことはなかった。常に相対的・複合的・上下関係の中で使用されており、その使用者はただ一人、金与正だけだった。 ところが、金与正は20日の報道で、当初「わが軍事指導部」という表現を用いた。これは権力が揺らいでいることを示す極めて重要な指標である。 ・金与正は「私は」「国境のあちこちを回ってきた」と、つまり民間的な表現を用いた。 ・「まもなく平穏で偉大な歴史が始まるだろう」というこの文言は、現在の状況が真実、すなわち金正恩の身に何かあったことが事実であるならば、極めて重要な政治的メッセージとなる。 ・金与正の談話には、抽象的な「~であろう」、「~だと仮定しよう」といった表現が多い。 ・過去の政治関連報道では ・22日の金与正部長の報道 ・22日の金与正の警告は、かつての独特な毒舌スタイルが蘇った。なぜ20日には控えめで、21日には曖昧な表現だったのだろうか。 ・金与正の談話では警告とされたが、その半分は毒舌であり、さらに委任に基づき「言明する」という、またしても曖昧な表現が用いられた。金与正らしくない?! ・現在、軍事境界線における南北の対立について、北朝鮮が挑発的ではないことを極力説明している。これは「我々は『挑発』しているのではなく、正当な反応をしているのだ」という表現に表れている。 ・辛辣な言葉は強まったものの、21日の発言よりは和らいだ。最後に「警告」という表現を3回も用いる一方、拡声器による対南放送も21日の「稼働状態」から「待機状態」へと緩和された。 ・金与正の「私は再び委任に基づき表明する」という文中の「再び」という表現は、極めて特別な意味を持つ。21日よりも表現が柔軟になったが、これは当惑しており、体系的でないことの証拠ではないかと見られる。 3) 結論・分析 ・20~22日までの朴正天、金与正の報道を見ると、明らかに北朝鮮の権力に巨大な衝撃があった。それは、金正恩の死亡、あるいは脳出血による意識不明の状態?という主張の信頼性が70~80%以上であることを証明している ・20日まで、金与正は金正恩の死亡(?)による衝撃から抜け出せず、側近の朴正天に事態の収拾および権力の掌握と整理を依頼した(仮説) ・朴正天と金与正の側近たちが金与正を支え、正気に戻らせ、21日に立ち直り始め、22日には正常な状態に戻った。(仮説) ・現在は形式的には権力の真空や空白のような状態ではないが、極めて脆弱な状態にある。金与正とその側近たちが非常事態において結束し、事態の収拾を進めている最中だ。まず最初に南方(韓国と米国に対する対応)を整理し、内部の権力を再編しようとするだろう。 ・反金正恩、反金与正の個人や集団(少数?)は存在するだろうが、現状では動くことはできないだろう。最高レベルの監視体制が機能している状態であるため、この瞬間は様子を見守る(仮説) ・金与正と朴正天が権力を再編する過程で「能力」を発揮できなければ、対立や衝突が生じ、深刻化するにつれて新たな権力闘争の可能性が出てくるだろう。 ・現状において、中国は北朝鮮に対して「飴」は与えるが、「鞭」による統制手段を持たない状態であるため、金与正を前面に立てて干渉や誘導を行うだろう。親中路線へと移行することが最も危険である。 ・韓国と米国が、北朝鮮国内の金与正に代わる勢力と関係を構築・形成し、支援することが現時点で最も重要である。また、メディアを通じた将来に向けた宣伝を行うことも極めて重要である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <ご家族・関係者向け月刊ニュース「ひびき」はこちらからダウンロードできます> note.com/kumoha551/n/ndcdb1a4f9425?sub_rt=share_pw ※逐次アップロード中ですので全部掲載するにはしばらく時間がかかります。ご了承下さい。
<調査会・特定失者家族会役員等の参加するイベント(拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで変更される可能性もあります)等> ※事前申込み・参加費等については問い合わせ先にご連絡下さい。 ※記載されている参加者は調査会役員・特定失踪者家族のみです。
★ 10月29日(木)14:00「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録」  ・隠岐の島文化会館 (島根県隠岐群隠岐の島町西町吉田の二 2) ・幹事長村尾が参加 ・問い合わせ 調査会
★10月31日(土)「映画『めぐみへの誓い』上映会 in 帯広」(予備役ブルーリボンの会主催) ・帯広経済センタービル(帯広駅徒歩10分) ・代表荒木が参加
★11月8日(日)「国民大集会」(家族会・救う会等主催) ・シェーンバッハ・サボー ・特定失踪者家族会役員・家族が参加
★ 11月14日(土)14:00「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録」  ・弘前文化センター (土手町循環バスまたは浜の町方面行バス文化センター前下車・弘南鉄道中央弘前駅徒歩15分弘前市下白銀町19-4) ・特定失踪者家族会今井会長・調査会幹事長村尾が参加 ・問い合わせ 調査会
★12月5日(土)6日(日)「北朝鮮人権映画祭」(同実行委員会主催) ・大阪韓国人会館(地下鉄谷町線中崎町徒歩3分 大阪市北区中崎2-4-2) ・代表荒木・幹事三浦・特定失踪者家族会吉見副会長が参加 ・問合せ 荒木(090-8517-9601)
★12月12日(土)10:00「届けよう広島の声をしおかぜに乗せて」(拉致問題を考える広島県民の集い実行委員会主催) ・広島駅南口地下広場 ・代表荒木・副代表増元・幹事小川が参加 ・問い合わせ 川本さん(070-5522-0840)
★12月13日(日)「アニメ『めぐみ』上映会~拉致問題について考える日~」(山梨県・甲府市主催) ・山梨県防災新館1F オープンスクエア(甲府駅徒歩5分 甲府市丸の内1-6-1) ・森本美砂特定失踪者家族会事務局次長が参加。
★12月13日(日)14:00「北朝鮮による拉致問題を考える福山市民の集い」(エフエムふくやま主催) ・福山市西交流館(福山駅南口徒歩11分 福山市西町1−19−2) ・代表荒木・副代表増元・幹事小川が参加 ・問い合わせ(084−922−1332)
★令和9年1月16日(土)10:30「国際講座」(拓殖大学海外事情研究所主催) ・拓殖大学文京キャンパス(丸の内線茗荷谷駅徒歩5分 文京区小日向3-4-14) ・代表荒木が参加 ・問い合わせ 拓殖大学研究支援課(03-3947-7597)
■調査会の関係した本 ○『「お帰り」と言うために』(調査会編著・草思社刊)  書籍版・Kindle版1700円(税別) ○『北朝鮮 拉致と工作活動Ⅰ 拉致回廊 日本列島を行く』(杉野正治副幹事長著・調査会刊)。Amazonでお求めになることができます。(オンデマンド出版のため書店ではお求めになれません。書籍版2200円・Kindle版1400円・どちらも税別) ◯ 『俺Antif@ 拉致Gameの強制イベントから逃げられません。』(おれあんてぃふぁ らちげーのきょうせいいべんとからにげられません・富田亜紀子著・晩聲社刊) 本書もオンデマンド出版です。下記からお申し込みください。 上巻 https://x.gd/4vn6S 下巻 https://x.gd/PId35
■拉致問題関連書籍一覧(特定失踪者家族会作成) araki.way-nifty.com/araki/2022/09/post-cf6ae2.html ★調査会のYouTubeチャンネル www.youtube.com/@特定失踪者問題調査会 ★代表荒木のYouTubeチャンネル www.youtube.com/@arakikazuhiro
★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木と幹事長村尾の担当する番組を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 ajer.jp  荒木担当 『救い、守り、創る』  村尾担当 『オレがやらなきゃ誰がやる!』
★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」 ・代表荒木がキャスターをつとめています。 www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg ★チャンネル桜「拉致被害者を救え!Save the Abductees」 ・副代表増元がキャスターをつとめています。 www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1660 ――――― ※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 ////////////////////////////////////////////////////////// 北朝鮮船・乗組員・遺体の漂流着岸一覧 note.com/kumoha551/n/n1de0fabd91c6?sub_rt=share_pw
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