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【調査会NEWS3830】(R6.6.4) ※このメールには返信しないで下さい。お問い合わせ等は代表荒木のアドレスkumoha551●mac.com(●を半角の@に変える)までお願いします。 ―――――――――――――――――――――― <横浜現地調査から分かってきたこと> 副幹事長 杉野正治
以下は5月31日に実施した横浜での現地調査の資料から抜粋したものです。様々な結びつきが考えられ、調べれば調べる程大変なことのように思えてきますが、これからさらに調査を続けていきます。神奈川県警や公安調査庁も少しは情報を提供してくれるとありがたいのですが。
【小柴貯油施設爆発】
河嶋功一さん失踪のおよそ5か月前、下宿から直線で約1.5km地点にある米海軍「小柴貯油施設」で爆発事故が起こっている。
昭和56(1981)年10月13日12:07頃、米海軍小柴貯油施設6号タンクが大音響とともに爆発・炎上した。同タンクの天蓋などが飛散して周辺住宅のガラスなどが破損。消火活動や爆風などにより7名が負傷した(いずれも軽傷)。一時は他のタンクへの誘爆の恐れがあり、周辺住民に避難命令が出された。物的損害463件にものぼる広範囲の被害が発生した。米消防隊と横浜市消防局によって約4時間後に消し止められた。
同タンク(35,200kl)爆発炎上時に保管していたジェット燃料(JP-4)約2万4千キロリットルを焼失。神奈川知事、横浜市長は直ちに、厳重な抗議談話を発表、事故原因の究明と再発防止、安全対策の確立などを米軍、国に強く要請した。米海軍が独自に調査を行った(神奈川県警と横浜市消防局も火災後2回にわたり立ち入り調査を行った)結果、昭和58(1983)年7月28 日に、「爆発原因を特定することはできなかった」と発表。1年9か月にも及んだ米軍によるこうした事故調査の結果に対し、神奈川県知事、横浜市長は遺憾の意を表明するとともに今後 の安全対策を国、米軍に強く要望した。
横浜市消防局消防訓練センターでは出火原因として、静電気、電気機器、迷走電流、化学反応、衝撃、第3者行為等が挙げられたが、確定には至らなかった。ただし大きな可能性として、爆発した6号タンクに隣接する3号タンク内部では、タンク側板の老朽箇所の点検および電気溶接による補修工事が行なわれており、この溶接機用電源装置などは3号タンク地上部の6号タンク側に設置してあり、これが発する火花が引火した可能性が考えられる。
同施設からは厚木飛行場、横田基地へと陸送されていた。厚木基地には米海軍横須賀基地を母港とする米空母ミッドウェイを発着する航空機で編成する第5空母航空団の本拠地としていた。 ※小柴貯油施設=昭和12(1937)年、帝国海軍施設として建設。昭和23(1948)年に米軍により接収された。大小合わせ34のタンクがあった。横須賀市吾妻倉庫地区からタンカー燃料を海域に運び、パイプラインでタンクに給油していた。平成17年に陸地部分と制限水域の一部が返還される。平成20(2008)年には土壌調査でベンゼン、鉛、フッ素など汚染物質が検出された。令和5年9月、一部分が「小柴自然公園」として開園。
【鶴見貯油施設で火災事故】 小柴貯油施設爆発の2年前の昭和54(1979)年7月27日、横浜市鶴見区の米海軍鶴見貯油施設エリアⅡ.内306号タンクで「落雷による炎上」。同施設にはジェット燃料(JP4)の貯油施設で、横田基地、厚木飛行場に鉄路、陸路で輸送していた。
【キャンプ富士(静岡県御殿場市)で火災・死亡事故】 同じく昭和54(1979)年10月19日深夜、米海兵隊基地「キャンプ富士」で台風20号による大雨で基地内の500ガロン入りゴム製燃料タンクの一つが破損して流出。大雨がつくった川を燃料がつたって兵舎に流れ込み、ストーブが引火して火災となった。兵舎には1200名の海兵隊員や海軍兵が寝泊まりしていた。海兵隊員13名が死亡、68名が負傷した。
【横山辰夫さん失踪】 横山さんは横浜市西区戸部町に在住。昭和56(1981)年10月頃、長崎市の実家に「米軍横田基地に就職するので戸籍を送ってほしい」と手紙で連絡があった。姉が戸籍謄本を取り寄せて郵送したが音信不通。11月、下宿先から連絡があり行方不明と判明。
【河嶋功一さん失踪】 昭和57(1982)年3月22日、大学(関東学院大学)を卒業し、横浜市金沢区の下宿を引き払い、父が運転してきた車に荷物を積み込んだあと、新幹線で浜松に帰ると言って下宿をあとにしたまま音信不通となる。
河嶋さんは関東学院大学工学部機械工学科を卒業。ロボットアームの研究をしていた。人間が素手で触れないものを遠隔操作するもので、核開発に必須の技術である。通学していた関東学院大学はかつては「赤軍派」の拠点であった(後述)
【K(非公開男性)失踪】 Kさんは昭和62(1987)年7月、神奈川県横須賀市馬堀町の友人宅から「暑いので海にでも行ってくる」と出かけたまま失踪。居住地不明。河嶋さんと同じ関東学院大学工学部1年生(9期下)で、河嶋さんと同じ静岡県浜松市出身。失踪場所である「馬堀町」は防衛大学校の近く。
【八尾恵の活動】 Kさんの失踪当時(1987年)はよど号犯柴田泰弘の妻八尾恵が北朝鮮から日本に帰国(1983年)し横須賀市に居住。市内の喫茶店、パチンコ店でアルバイトをしながら米軍や自衛隊の情報を収集していたと思われる。87年末に横須賀市内にカフェバー「夢見波」を開いて防衛庁関係者、防大生や海上自衛隊員らが客として訪れ、情報収集を行っていた。また防衛大学校を目指す高校生などをオルグしていた。88年、神奈川県警に逮捕され、後によど号犯の妻であることが判明する。
【寺島佐津子さん失踪】 昭和54(1979)年8月10日、職場(大船に所在する銀行)の行事で同僚らとともに鎌倉花火大会に出向く。花火大会終了後、電車で鎌倉駅→戸塚駅、さらにバスで自宅最寄の停留所にまで乗ったが自宅に帰らず。翌日自宅近くの空き地で本人のハンドバックが発見された。停留所は深谷通信施設内を通る国道にある。また自宅は同施設近く。神奈川県警は捜査本部を設置して大捜索を行ったが手がかりは得られなかった。 深谷通信施設は米海軍に所属(現在は返還済み)。衛星通信、デジタル通信化される前には、第7艦隊との通信が行われていた。また上記鶴見貯油施設火災の2週間後に失踪。
【その他】 ・神奈川県には米軍基地、これと連携する自衛隊基地が多数存在する。 ・先端技術を持つ企業、工場、研究所。 ・元自衛隊員、元日産自動車関連の企業に勤務していた人の失踪。 ・各地で無線機などが地面に埋められているのが発見される(茅ヶ崎、釜利谷など)。 ・『週刊読売』「消えた二人の美少年」記事(昭和36年) 〈記事内容〉鎌倉由比ヶ浜近辺2人の若い男性が立て続けに姿を消す。 その頃、深夜に白っぽい不審船を目撃。船から飛び込んで上陸 ・同記事に加え2人がこの時期に失踪。鎌倉近辺で計4名の失踪 (高松康晴さん・岩佐寅雄さん・非公開Nさん・齋藤正治さん) ・その他不審な失踪。
【以上から考えられること】
軍事情報、先端技術の情報が集中している 神奈川県の横浜・横須賀地域は軍事施設(米軍・自衛隊)、企業・工場が立地する工業地帯、産官学の研究施設などが集積し、情報・先端技術など獲得すべき情報も多数存在する。 北朝鮮はこうした情報をあらゆる方法で獲得しようとしてきた。工作員による情報それ自体の獲得、情報を持つ者を獲得(拉致)するなどである。これに加え破壊活動も行ってきた疑いもある。昭和61(1986)年の小柴貯油施設爆発などは原因が特定されなかった。
(2) 神奈川県の失踪・拉致について こうした周辺で北朝鮮による拉致を疑うべき失踪も数多く見受けられる。調査会リストでも公開者15名、非公開者を含めると15名以上となる。 従来言われてきた「南(韓国)に潜入するスパイを養成する教官を獲得するため」というばかりではなく、より広い範囲を拉致の対象者として疑うべきである。 ◯技術や知識を持つ人物の獲得・拉致。 ◯拉致した人の配偶者を獲得・拉致。 ◯北朝鮮が情報獲得を企てたり、施設(例えば米軍基地など)を破壊しようと目論む場合、その施設周辺の事情を知る人物を獲得・拉致。 等々、様々な理由で拉致したと考えられる。 また太平洋側である神奈川県では北朝鮮工作員による工作、上陸とは無縁だと考えられがちだが、由比ヶ浜で深夜に白い船が目撃され数人が船から上陸したのが目撃されたり(1961年)、ものまねタレント失踪事件(1991年)で「熱海で潜水艦に乗せられた」との証言もあった。またかつては万景峰号が横浜港に寄港したり貨物船が頻繁に出入りしたりしていたなど、工作員の行き来や拉致被害者の運搬に使われていた可能性もある。
(3) 関東学院大学金沢キャンパスは「赤軍派」の拠点であった。 昭和44(1969)年9月2日、神奈川県三浦市の城ヶ島で30名で旗揚げした「赤軍派」メンバーは翌3日に関東学院大学金沢キャンパスに集結、4日に葛飾公会堂で決起大会を開催、5日に日比谷公会堂における「全共闘結成集会」で姿を表した。赤軍派の軍事委員長田宮高麿はその半年後の昭和45(1970)年3月、仲間8名とともに日航機よど号を乗っ取り、北朝鮮に亡命する。
(1)軍事情報・先端技術等の集積、(2)より広範だと考えられる拉致の対象者、(3)新左翼・よど号グループの活動は、それぞれが密接にそして複雑に絡み合っていると考えるべきではないか。これらの工作・拉致活動は我々の想像以上に組織的で計画的だったはずである。しかしその一方、それぞれの集団間の交流を別角度で制御し、お互いに疑心暗鬼をもたせるようなこともあったのではないかと思われる。 ―――――――――――――――――――- <調査会・特定失踪者家族会役員等の参加するイベント(拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> ※事前申込み・参加費等については問い合わせ先にご連絡下さい。
※記載されている参加者は調査会・特定失踪者家族会役員等のみです。
★6月22日(土)14:30「予備役ブルーリボンの会シンポジウム」(同会主催) ・拓殖大学文教キャンパス(東京メトロ丸の内線茗荷谷駅徒歩5分 文京区小日向3-4-14) ・調査会代表荒木が参加 ・問い合わせ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)
★7月27日(土)「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録 in 仙台」(内閣官房拉致問題対策本部事務局長・特定失踪者問題調査会主催) 宮城県仙台市 宮城野区文化センター ・幹事長村尾が参加
★9月21日(土)13:30「拉致問題を考える埼玉県民の集い」(埼玉県・救う会埼玉主催) ・埼玉会館(浦和駅徒歩6分 さいたま市浦和区高砂3-1-4 Tel 048-829-2471) ・調査会代表荒木が参加 ・参加申し込み・問い合わせ:埼玉県福祉部社会福祉課(048-830-3277)
★10月5日(土)「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録 in 蕨」(内閣官房拉致問題対策本部事務局長・特定失踪者問題調査会主催) ・蕨市民会館コンクレホール ・幹事長村尾が参加
★令和7年1月26日(日)「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録 in 福山」(内閣官房拉致問題対策本部事務局長・特定失踪者問題調査会主催) ・県民文化センターふくやま ・幹事長村尾が参加
■調査会の出版『北朝鮮 拉致と工作活動Ⅰ 拉致回廊 日本列島を行く』(杉野正治副幹事長著)。Amazonでお求めになることができます。(オンデマンド出版のため書店ではお求めになれません) ◎書籍版2200円(本体+税) https://www.amazon.co.jp/dp/B0B37KWH2Y ◎Kindle(電子書籍)版(1400円) https://www.amazon.co.jp/dp/B0B3N32PMZ/ref=sr_1_19?keywords=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%88%97%E5%B3%B6&qid=1654819244&sr=8-19
■拉致問題関連書籍一覧(特定失踪者家族会作成) araki.way-nifty.com/araki/2022/09/post-cf6ae2.html
★代表荒木のYouTubeチャンネル 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。 www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA
★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木と幹事長村尾の担当する番組を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 ajer.jp 荒木担当 『救い、守り、創る』 村尾担当 『オレがやらなきゃ誰がやる!』
★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」 ・代表荒木がキャスターをつとめています。 www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg ————— ※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 ////////////////////////////////////////////////////////// 北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧 araki.way-nifty.com/araki/2021/12/post-1a801e.html 着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing _________________________________________ 特定失踪者問題調査会ニュース ―――――――――――――――――――――――――――― 〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 email:comjansite2003■chosa-kai.jp ※■を半角の@に置き換えて下さい。 調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) ※■を半角の@に置き換えて下さい。 <カンパのご協力をよろしくお願いします> ■特定失踪者問題調査会■ ●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 www.chosa-kai.jp/net_de_kifu ●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 ●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 ●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 (銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) ●毎月定額をカードから引き落とし支援するマンスリーサポートはこちらから readyfor.jp/projects/shiokaze-supporter ■特定失踪者家族会■ 郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会 _____________________________________________________
【調査会NEWS3830】(R6.6.4) ※このメールには返信しないで下さい。お問い合わせ等は代表荒木のアドレスkumoha551●mac.com(●を半角の@に変える)までお願いします。 ―――――――――――――――――――――― <横浜現地調査から分かってきたこと> 副幹事長 杉野正治
以下は5月31日に実施した横浜での現地調査の資料から抜粋したものです。様々な結びつきが考えられ、調べれば調べる程大変なことのように思えてきますが、これからさらに調査を続けていきます。神奈川県警や公安調査庁も少しは情報を提供してくれるとありがたいのですが。
【小柴貯油施設爆発】
河嶋功一さん失踪のおよそ5か月前、下宿から直線で約1.5km地点にある米海軍「小柴貯油施設」で爆発事故が起こっている。
昭和56(1981)年10月13日12:07頃、米海軍小柴貯油施設6号タンクが大音響とともに爆発・炎上した。同タンクの天蓋などが飛散して周辺住宅のガラスなどが破損。消火活動や爆風などにより7名が負傷した(いずれも軽傷)。一時は他のタンクへの誘爆の恐れがあり、周辺住民に避難命令が出された。物的損害463件にものぼる広範囲の被害が発生した。米消防隊と横浜市消防局によって約4時間後に消し止められた。
同タンク(35,200kl)爆発炎上時に保管していたジェット燃料(JP-4)約2万4千キロリットルを焼失。神奈川知事、横浜市長は直ちに、厳重な抗議談話を発表、事故原因の究明と再発防止、安全対策の確立などを米軍、国に強く要請した。米海軍が独自に調査を行った(神奈川県警と横浜市消防局も火災後2回にわたり立ち入り調査を行った)結果、昭和58(1983)年7月28 日に、「爆発原因を特定することはできなかった」と発表。1年9か月にも及んだ米軍によるこうした事故調査の結果に対し、神奈川県知事、横浜市長は遺憾の意を表明するとともに今後 の安全対策を国、米軍に強く要望した。
横浜市消防局消防訓練センターでは出火原因として、静電気、電気機器、迷走電流、化学反応、衝撃、第3者行為等が挙げられたが、確定には至らなかった。ただし大きな可能性として、爆発した6号タンクに隣接する3号タンク内部では、タンク側板の老朽箇所の点検および電気溶接による補修工事が行なわれており、この溶接機用電源装置などは3号タンク地上部の6号タンク側に設置してあり、これが発する火花が引火した可能性が考えられる。
同施設からは厚木飛行場、横田基地へと陸送されていた。厚木基地には米海軍横須賀基地を母港とする米空母ミッドウェイを発着する航空機で編成する第5空母航空団の本拠地としていた。 ※小柴貯油施設=昭和12(1937)年、帝国海軍施設として建設。昭和23(1948)年に米軍により接収された。大小合わせ34のタンクがあった。横須賀市吾妻倉庫地区からタンカー燃料を海域に運び、パイプラインでタンクに給油していた。平成17年に陸地部分と制限水域の一部が返還される。平成20(2008)年には土壌調査でベンゼン、鉛、フッ素など汚染物質が検出された。令和5年9月、一部分が「小柴自然公園」として開園。
【鶴見貯油施設で火災事故】 小柴貯油施設爆発の2年前の昭和54(1979)年7月27日、横浜市鶴見区の米海軍鶴見貯油施設エリアⅡ.内306号タンクで「落雷による炎上」。同施設にはジェット燃料(JP4)の貯油施設で、横田基地、厚木飛行場に鉄路、陸路で輸送していた。
【キャンプ富士(静岡県御殿場市)で火災・死亡事故】 同じく昭和54(1979)年10月19日深夜、米海兵隊基地「キャンプ富士」で台風20号による大雨で基地内の500ガロン入りゴム製燃料タンクの一つが破損して流出。大雨がつくった川を燃料がつたって兵舎に流れ込み、ストーブが引火して火災となった。兵舎には1200名の海兵隊員や海軍兵が寝泊まりしていた。海兵隊員13名が死亡、68名が負傷した。
【横山辰夫さん失踪】 横山さんは横浜市西区戸部町に在住。昭和56(1981)年10月頃、長崎市の実家に「米軍横田基地に就職するので戸籍を送ってほしい」と手紙で連絡があった。姉が戸籍謄本を取り寄せて郵送したが音信不通。11月、下宿先から連絡があり行方不明と判明。
【河嶋功一さん失踪】 昭和57(1982)年3月22日、大学(関東学院大学)を卒業し、横浜市金沢区の下宿を引き払い、父が運転してきた車に荷物を積み込んだあと、新幹線で浜松に帰ると言って下宿をあとにしたまま音信不通となる。
河嶋さんは関東学院大学工学部機械工学科を卒業。ロボットアームの研究をしていた。人間が素手で触れないものを遠隔操作するもので、核開発に必須の技術である。通学していた関東学院大学はかつては「赤軍派」の拠点であった(後述)
【K(非公開男性)失踪】 Kさんは昭和62(1987)年7月、神奈川県横須賀市馬堀町の友人宅から「暑いので海にでも行ってくる」と出かけたまま失踪。居住地不明。河嶋さんと同じ関東学院大学工学部1年生(9期下)で、河嶋さんと同じ静岡県浜松市出身。失踪場所である「馬堀町」は防衛大学校の近く。
【八尾恵の活動】 Kさんの失踪当時(1987年)はよど号犯柴田泰弘の妻八尾恵が北朝鮮から日本に帰国(1983年)し横須賀市に居住。市内の喫茶店、パチンコ店でアルバイトをしながら米軍や自衛隊の情報を収集していたと思われる。87年末に横須賀市内にカフェバー「夢見波」を開いて防衛庁関係者、防大生や海上自衛隊員らが客として訪れ、情報収集を行っていた。また防衛大学校を目指す高校生などをオルグしていた。88年、神奈川県警に逮捕され、後によど号犯の妻であることが判明する。
【寺島佐津子さん失踪】 昭和54(1979)年8月10日、職場(大船に所在する銀行)の行事で同僚らとともに鎌倉花火大会に出向く。花火大会終了後、電車で鎌倉駅→戸塚駅、さらにバスで自宅最寄の停留所にまで乗ったが自宅に帰らず。翌日自宅近くの空き地で本人のハンドバックが発見された。停留所は深谷通信施設内を通る国道にある。また自宅は同施設近く。神奈川県警は捜査本部を設置して大捜索を行ったが手がかりは得られなかった。 深谷通信施設は米海軍に所属(現在は返還済み)。衛星通信、デジタル通信化される前には、第7艦隊との通信が行われていた。また上記鶴見貯油施設火災の2週間後に失踪。
【その他】 ・神奈川県には米軍基地、これと連携する自衛隊基地が多数存在する。 ・先端技術を持つ企業、工場、研究所。 ・元自衛隊員、元日産自動車関連の企業に勤務していた人の失踪。 ・各地で無線機などが地面に埋められているのが発見される(茅ヶ崎、釜利谷など)。 ・『週刊読売』「消えた二人の美少年」記事(昭和36年) 〈記事内容〉鎌倉由比ヶ浜近辺2人の若い男性が立て続けに姿を消す。 その頃、深夜に白っぽい不審船を目撃。船から飛び込んで上陸 ・同記事に加え2人がこの時期に失踪。鎌倉近辺で計4名の失踪 (高松康晴さん・岩佐寅雄さん・非公開Nさん・齋藤正治さん) ・その他不審な失踪。
【以上から考えられること】
軍事情報、先端技術の情報が集中している 神奈川県の横浜・横須賀地域は軍事施設(米軍・自衛隊)、企業・工場が立地する工業地帯、産官学の研究施設などが集積し、情報・先端技術など獲得すべき情報も多数存在する。 北朝鮮はこうした情報をあらゆる方法で獲得しようとしてきた。工作員による情報それ自体の獲得、情報を持つ者を獲得(拉致)するなどである。これに加え破壊活動も行ってきた疑いもある。昭和61(1986)年の小柴貯油施設爆発などは原因が特定されなかった。
(2) 神奈川県の失踪・拉致について こうした周辺で北朝鮮による拉致を疑うべき失踪も数多く見受けられる。調査会リストでも公開者15名、非公開者を含めると15名以上となる。 従来言われてきた「南(韓国)に潜入するスパイを養成する教官を獲得するため」というばかりではなく、より広い範囲を拉致の対象者として疑うべきである。 ◯技術や知識を持つ人物の獲得・拉致。 ◯拉致した人の配偶者を獲得・拉致。 ◯北朝鮮が情報獲得を企てたり、施設(例えば米軍基地など)を破壊しようと目論む場合、その施設周辺の事情を知る人物を獲得・拉致。 等々、様々な理由で拉致したと考えられる。 また太平洋側である神奈川県では北朝鮮工作員による工作、上陸とは無縁だと考えられがちだが、由比ヶ浜で深夜に白い船が目撃され数人が船から上陸したのが目撃されたり(1961年)、ものまねタレント失踪事件(1991年)で「熱海で潜水艦に乗せられた」との証言もあった。またかつては万景峰号が横浜港に寄港したり貨物船が頻繁に出入りしたりしていたなど、工作員の行き来や拉致被害者の運搬に使われていた可能性もある。
(3) 関東学院大学金沢キャンパスは「赤軍派」の拠点であった。 昭和44(1969)年9月2日、神奈川県三浦市の城ヶ島で30名で旗揚げした「赤軍派」メンバーは翌3日に関東学院大学金沢キャンパスに集結、4日に葛飾公会堂で決起大会を開催、5日に日比谷公会堂における「全共闘結成集会」で姿を表した。赤軍派の軍事委員長田宮高麿はその半年後の昭和45(1970)年3月、仲間8名とともに日航機よど号を乗っ取り、北朝鮮に亡命する。
(1)軍事情報・先端技術等の集積、(2)より広範だと考えられる拉致の対象者、(3)新左翼・よど号グループの活動は、それぞれが密接にそして複雑に絡み合っていると考えるべきではないか。これらの工作・拉致活動は我々の想像以上に組織的で計画的だったはずである。しかしその一方、それぞれの集団間の交流を別角度で制御し、お互いに疑心暗鬼をもたせるようなこともあったのではないかと思われる。 ―――――――――――――――――――- <調査会・特定失踪者家族会役員等の参加するイベント(拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> ※事前申込み・参加費等については問い合わせ先にご連絡下さい。
※記載されている参加者は調査会・特定失踪者家族会役員等のみです。
★6月22日(土)14:30「予備役ブルーリボンの会シンポジウム」(同会主催) ・拓殖大学文教キャンパス(東京メトロ丸の内線茗荷谷駅徒歩5分 文京区小日向3-4-14) ・調査会代表荒木が参加 ・問い合わせ:予備役ブルーリボンの会(info@yobieki-br.jp)
★7月27日(土)「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録 in 仙台」(内閣官房拉致問題対策本部事務局長・特定失踪者問題調査会主催) 宮城県仙台市 宮城野区文化センター ・幹事長村尾が参加
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★10月5日(土)「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録 in 蕨」(内閣官房拉致問題対策本部事務局長・特定失踪者問題調査会主催) ・蕨市民会館コンクレホール ・幹事長村尾が参加
★令和7年1月26日(日)「ふるさとの風・しおかぜ共同公開収録 in 福山」(内閣官房拉致問題対策本部事務局長・特定失踪者問題調査会主催) ・県民文化センターふくやま ・幹事長村尾が参加
■調査会の出版『北朝鮮 拉致と工作活動Ⅰ 拉致回廊 日本列島を行く』(杉野正治副幹事長著)。Amazonでお求めになることができます。(オンデマンド出版のため書店ではお求めになれません) ◎書籍版2200円(本体+税) https://www.amazon.co.jp/dp/B0B37KWH2Y ◎Kindle(電子書籍)版(1400円) https://www.amazon.co.jp/dp/B0B3N32PMZ/ref=sr_1_19?keywords=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%88%97%E5%B3%B6&qid=1654819244&sr=8-19
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★代表荒木のYouTubeチャンネル 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。 www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA
★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木と幹事長村尾の担当する番組を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 ajer.jp 荒木担当 『救い、守り、創る』 村尾担当 『オレがやらなきゃ誰がやる!』
★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」 ・代表荒木がキャスターをつとめています。 www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg ————— ※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 ////////////////////////////////////////////////////////// 北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧 araki.way-nifty.com/araki/2021/12/post-1a801e.html 着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing _________________________________________ 特定失踪者問題調査会ニュース ―――――――――――――――――――――――――――― 〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 email:comjansite2003■chosa-kai.jp ※■を半角の@に置き換えて下さい。 調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) ※■を半角の@に置き換えて下さい。 <カンパのご協力をよろしくお願いします> ■特定失踪者問題調査会■ ●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 www.chosa-kai.jp/net_de_kifu ●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 ●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 ●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 (銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) ●毎月定額をカードから引き落とし支援するマンスリーサポートはこちらから readyfor.jp/projects/shiokaze-supporter ■特定失踪者家族会■ 郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会 _____________________________________________________