衆院拉致特で参考人として意見陳述【調査会NEWS3607】(R4.5.21)

【調査会NEWS3607】(R4.5.21) ※このメールには返信しないで下さい。お問い合わせ等は代表荒木のアドレスkumoha551●mac.com(●を半角の@に変える)までお願いします。 ―――――――――――――――――――――― <衆院拉致特で参考人として意見陳述>
幹事長 村尾建兒
 昨日5月20日開催された衆議院拉致特別委員会参考人として意見陳述をして来ました。
 私以外に横田拓也家族会代表、西岡力救う会会長、李相哲龍谷大学教授が出席。冒頭各参考人から10分程度の意見陳述があり、その後各党から15分間の質疑が行われました。私からは、前日19日に官邸前でアピール行動を実行した特定失踪者家族と岸田総理面会について、特定失踪者家族会今井会長から託された家族の願いを読み上げ、また私たちが要望として再三繰り返してきた内容を改めて読み上げました(下に記載してあります)。
 北朝鮮を慮り、間違っていたらつけ込まれるなどと言う考えは絶対に間違っています。拉致したすべてを知ってるのは北朝鮮です。一人残らず日本人を救出するならば、拉致の可能性がある特定失踪者すべてを被害者の対象にしなければなりません。その意味で岸田総理は特定失踪者家族と面会し、すべての日本人を救出する明確な意思を示さなければならないのは明らかです。
 もう一点は「しおかぜ」が今後直面するKDDI八俣送信所の送信機老朽化問題についてです。2024年には現在使用中の送信機2台が破棄され、送信機移行期間中の約10ヶ月間は二重放送が出来なくなり、一波のみの送信になると話が来ています。北朝鮮当局の妨害電波状況から見て、「しおかぜ」の効果は明らかです。一時でも「しおかぜ」を縮小する事は、「国家の最重要課題」とは矛盾します。政府がしっかり関与し、送信機の更新、維持を果たすべきです。
 もちろん被害者の救出を一刻も早く実現しなければならないことは明らかですが、短波の海外送信は拉致問題のみならず非常時の邦人保護のために絶対に維持すべきだと考えます。
 委員会の動画は以下の「衆議院インターネット審議中継」でご覧になることができます。

提出した意見陳述書は以下の通り。
—————————- (今井会長の訴え) 特定失踪者家族の願い 2022年5月20日      特定失踪者家族会会長 今井英輝  岸田総理は特定失踪者家族に面会してください  日ごろから総理も官房長官も「認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者を取り戻す」と言っておられますが、その言葉と現実は矛盾していて、私たち家族会が何度要求しても「認定していない人の家族には会わない」と断り続けています。「北朝鮮に付け込まれる隙を与えない」というのが理由ですが、かつて小泉総理は、認定未認定などという前に横田さんたちご家族と面会しておられ、その思いを胸に金正日と対峙して下さいました。今こそ岸田総理は「認定、未認定にかかわらず」の姿勢を明確に国民と北朝鮮に示してください。それは特定失踪者家族に面会する事です。  幾人かでもその代表に面会して頂き、認定被害者の他にも多数の拉致被害者が居り、政府は「日本国民を見捨てない」という意志を国の内外に態度で示してください。それは、岸田総理がいかに強い思いを持っているかを国民に示し、北朝鮮政府に示すことになります。総理が面会を拒むことは即ち北朝鮮の思う壺なのです。「日本政府は、認定被害者以外は拉致と思っていない」という間違ったメッセージを発信しているのです。更にあえて申し上げれば「特定失踪者の中にはもしかしたら拉致とは関係のない人もいるかもしれないが、確実に拉致をされた人々は800人以上いるのだ」ということを発信することも必要と思います。  また、「認定の有無にかかわらず全ての拉致被害者を取り戻す」という発言は総理も官房長官も幾度も発言しておられますが、「全ての被害者」を政府は確実に把握しているのでしょうか。もしも北朝鮮が「これだけです」と言って名簿を出してきたときに、それに対応できる確証は持っているのでしょうか。国民に分かるように説明して頂きたいと思います。 ———————————————- (村尾陳述趣旨) 衆議院拉致特別委員会意見陳述について   特定失踪者問題調査会幹事長 村尾建兒 ○総理と特定失踪者家族の面会  総理と特定失踪者家族との面会は歴代総理に幾度も要請していますが、未だ実現していません。「認定の有無にかかわらず」と言っている政府の姿勢が全く矛盾していることの象徴です。岸田総理は自民党総裁に選出されたとき、挨拶の中で「岸田文雄の特技は、人の話をしっかり聞くということであります」と言っておられます。是非その特技を発揮して頂き、特定失踪者家族の話をしっかり聞いて頂きたく、衆議院拉致特別委員会として、岸田総理と特定失踪者家族の面会実現に向け、ご尽力を賜りたくお願い申しあげます。 ○短波国際放送設備維持に政府の積極的関与を  現在NHKが独占使用権を持つKDDI八俣送信所は、人道的な見地から「しおか ぜ」に送信施設使用を認めています。しかし、NHKの合理化・予算削減から、2024年度には現在「しおかぜ」が使用中の100kW送信機2機が削減され、「しおかぜ」が実施している同一時間、別周波数からなる二重放送は、送信機移行期間中約10ヶ月間、一波のみの送信しか出来なくなるとされています。北朝鮮当局の「しおかぜ」に対する妨害電波発射状況からみて、その効果や有効性は明らかな中、二重放送が一時的でも停止するという事は、国家の最重要課題として掲げる拉致被害者救出との矛盾を感じずにはいられません。  現代ではデジタル化に伴い、忘れがちとなった短波送信技術。ただし、インターネットや衛星通信など世界と日本を繋ぐ通信手段は、海底ケーブルやパラボラアンテナ等による物理的設備に委ねられています。どんなにデジタル化が進んでも先進国の多くは短波送信を活用し、世界へ向けた情報発信を続けています。現在、ロシアが侵攻中のウクライナへも、英国BBCや台湾Rtiほか、短波送信強化が改めて実施されています。  日本の短波送信がこのまま縮小に向かえば、割当周波数の他国への流出、送信に関わる技術喪失へと繋がります。既に自国による短波送信機は生産できない状態です。日本唯一のKDDI八俣送信所は、在外邦人保護など安全保障・危機管理の観点からも国益に叶う重要施設です。よって、政府の積極的関与の下、技術・設備管理と安定的運用が必要と認識します。  衆議院拉致特別委員会委員の皆様には、拉致被害者に「希望の光」を届ける「しおかぜ」の安定的送信確保のためにも、送信設備の更新、維持に政府がしっかり関与するよう、ご尽力を賜りたくお願い申し上げます。加えて、是非、KDDI八俣送信所の実情を知って頂くため、現場視察のご検討を重ねてお願い申し上げます ==================================   ■6月10日までクラウドファンディング実施中■ readyfor.jp/projects/shiokaze-2022
<調査会・特定失踪者家族会役員等の参加するイベント(拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> ※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 ※記載されている参加者は調査会・特定失踪者家族会役員のみです。
★5月21日(土) 14:00 RBRAシネマフォーラム 「めぐみへの誓い」上映会 in 恵庭(予備役ブルーリボンの会主催) ・恵庭市民会館(恵庭市役所隣り 恵庭市新町10 Tel:0123-33-3171) ・代表荒木が参加 ・問合せ:info@yobieki-br.jp 090-1388-2710(釜石さん)
★5月22日(日) 13:50 RBRAシネマフォーラム 「めぐみへの誓い」上映会 in 旭川(予備役ブルーリボンの会主催) ・旭川市民文化会館(旭川市役所隣 旭川市7条通9丁目 Tel:0166-25-7331) ・代表荒木が参加 ・問合せ:info@yobieki-br.jp 0166-51-7158(影本さん)
★6月4日(土) 13:00 横田めぐみさんを忘れない上田の会(同会主催) ・上田市城南公民館(上田市中之条460 Tel:0268-27-7618) ・代表荒木が参加 ・問合せ:090-1119-6087(久保田代表)
★7月10日(日)14:00 RBRAシネマフォーラム 「めぐみへの誓い」上映会 in 横須賀(予備役ブルーリボンの会主催) ・ヴェルクよこすか(横須賀中央駅徒歩6分 横須賀市日の出町1-5 Tel:046-822-0202) ・代表荒木・副幹事長杉野が参加 ・問合せ:info@yobieki-br.jp
★9月17日(土)10:30 拓殖大学国際講座「第一次小泉訪朝20年と拉致問題の真実」(拓殖大学海外事情研究所主催) ・拓殖大学文京キャンパス(茗荷谷駅徒歩5分 東京都文京区小日向3-4-14) ・代表荒木が参加 ・問合せ:拓殖大学研究支援課(03-3947-7595)
★9月25日(日)13:00 「めぐみへの誓い」上映会 in宇部 ・宇部市男女共同参画センターフォーユー(JR宇部線琴芝駅から徒歩6分 宇部市琴芝町1-2-5 0836-33-4004) ・代表荒木・幹事石原が参加
★代表荒木のYouTubeチャンネル  毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。 www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA
★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 ajer.jp
★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」 ・代表荒木がキャスターをつとめています。 www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg ———– ※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 ////////////////////////////////////////////////////////// 北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧 araki.way-nifty.com/araki/2021/12/post-1a801e.html 着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing _________________________________________ 特定失踪者問題調査会ニュース ——————————————————— 〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 email:comjansite2003■chosa-kai.jp ※■を半角の@に置き換えて下さい。 調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) ※■を半角の@に置き換えて下さい。 <カンパのご協力をよろしくお願いします> ■特定失踪者問題調査会■ ●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 www.chosa-kai.jp/net_de_kifu ●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 ●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 ●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 (銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) ■特定失踪者家族会■ 郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会 _____________________________________________________