朴正天が「指導」?【調査会NEWS3505】(R3.9.19)

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荒木和博
 昨日のミサイルの話(YouTubeのショートメッセージも含め)については色々コメントいただきありがとうございます。まだどちらとも断定できないのですが、まあ列車からロシアのイスカンデルのコピーであるミサイルを撃つこと自体は可能のようです。とは言えあの北朝鮮の発表した映像はツッコミどころが満載のような。「できる」という話とは全く次元が違うのではないかと思います。
 そもそもいまどき北朝鮮でミサイルを搭載できる列車作ってどうするつもりなんでしょう。ミサイルだけで戦争ができるわけではなく、抑止力と言っても国の中がめちゃくちゃな状態で、しかも北朝鮮に攻めてくるような酔狂な国もないわけですから。まあ真面目に考えない方が良いのかも知れません。
 ただ、今回それとは別に非常に気になったことがあります。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」9月16日付(ネット版)のこのミサイル発射についての記事が「朴正天書記鉄道機動ミサイル連隊の検閲射撃訓練指導」という内容だったからです。
 私が見落としている可能性もありますが、北朝鮮では一般的に「指導」は最高指導者だけがするもので、他の幹部の視察は「現地了解」と言われます。その意味で朴正天が「指導」したということ自体、金正恩の権威に挑戦している言えるかも知れません。
 下につけた経歴でも分かるように朴正天は生粋の軍人です。しかも階級が結構上がったり下がったりしています。おそらく金正恩に睨まれて降格されたのでしょうが、それでもまた地位が上がっているのはやはり実力があるのだと思います(こういう人は北朝鮮では一つ間違えれば機関銃でバラバラにされますが)。
 朴正天はこの「指導」の中でミサイル機動連隊を旅団に改編する協議もしたと書かれています。もともと専門が大砲屋さんのようですから、このミサイル発射(のようなもの)自体が国内向けのものなのかも知れません。いずれにしても平壌中枢での権力闘争がどこに行くのか、注目です。 —————————————————————————— 労働新聞9月16日付「朴正天書記 鉄道機動ミサイル連隊の検閲射撃訓練指導」 (訳注・朴正天の肩書きは本来「秘書(ピソ)」ですが、通常北朝鮮における「秘書」は「書記」と訳されるためここでも「書記」にしてあります)
 朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員であり党中央委員会書記である朴正天同志が鉄道機動ミサイル連隊の検閲射撃訓練を指導した。  朝鮮労働党中央委員会軍政指導部と軍需工業部のスタッフ、朝鮮人民軍総参謀部と国防科学研究部門の指導幹部が鉄道機動ミサイル連隊の検閲射撃訓練を参観した。  党第8回大会は新たな国防戦略樹立の一環として必要な軍事作戦状況時脅威勢力に対する同時多発的な集中打撃能力を高め、各種の脅威に、より積極的に対処できる対応能力を強力に向上させるために鉄道機動ミサイル連隊を組織した。  検閲射撃訓練は初めて実戦投入された鉄道機動ミサイルシステムの実用性を確証し新たに組織された連隊の戦闘準備態勢と火力任務遂行能力を抜き打ちで評価し実戦行動手順を熟達させる目的の下行われた。  鉄道機動ミサイル連隊は9月15日早朝中部山岳地帯に機動し800キロの標的地域を打撃することについての任務を受け訓練に参加した。  鉄道機動ミサイル連隊は鉄道機動ミサイルシステム運営規範と行動順序に従って迅速機動並びに展開を終え、受けた火力任務に従って朝鮮東海上800キロ水域に設定された標的を正確に打撃した。  朴正天同志は鉄道機動ミサイル連隊の検閲射撃訓練が我が党の軍事戦略戦術的構想と企図に適合し成果的におこなわれたことについて評価した。  朴正天同志は鉄道機動ミサイルシステムは全国各地で分散的な火力任務遂行で同時多発的に脅威勢力に甚大な打撃を加えることができる効果的な地王打撃手段になると言い、軍隊と該当部門ではわが国の地形条件と実情に合わせてこのシステムを正しく利用するための戦法方案を不断に完成していくことについて強調した。  彼は今後早い期間のうちに鉄道機動ミサイル連隊の実戦運営経験を積んで鉄道機動ミサイル旅団に拡大改編することについての問題も具体的に協議した。朴正天同志は我が党第8回大会が提示した軍体現代化路線と方針に従い鉄道機動ミサイルシステムを実戦投入したのは国の戦争抑止力強化に大変大きな意義を持つと高く評価した。(朝鮮中央通信)
◎朴正天略歴(一部未確認) 2012 人民軍少将 2012 砲兵司令部司令官 2012.8 中将に昇進 2013.4 上将に昇進(中将と大将の間) 2014.3 最高人民会議第13期代議員(国会議員) 2014.7 故全秉浩の国家葬儀委員会委員 2014.7 副総参謀長兼火力式局長 2015.2 少将に降格 2016.5 党中央委員 2016.11 総参謀部砲兵局長 2016.12 中将に昇進 2017 上将に昇進 2018.8 故金英春国家葬儀委員 2019.3 最高人民会議第14期代議員 2019.4 大将に昇進 2019.9 総参謀長 2019.12 党中央軍事委員 2020.1 故黄順姫国家葬儀委員 2020.4 党政治局員 2020.5 次帥に昇進(大将の上) 2020.10 元帥に昇進(次帥の上) 2021.6 次帥に降格 2021.9 党政治局常務委員・党書記 ===================================   <調査会・特定失踪者家族会役員等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> ※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 ※記載されている参加者は調査会・特定失踪者家族会役員のみです。
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