なぜこの冬は木造船が漂着しないのか【調査会NEWS3365】(R02.11.30)

【調査会NEWS3365】(R02.11.30) ※このメールには返信しないで下さい。お問い合わせ等は代表荒木のアドレスkumoha551●mac.com(●を半角の@に変える)までお願いします。 ―――――――――――――――――――――― <なぜこの冬は木造船が漂着しないのか>
 荒木和博    昨冬まで毎年多数漂着していた北朝鮮木造船が、この冬はまだ漂着のニュースを聞いていません。あるいはどこかに着いているかも知れませんが、大和堆にやってくる外国船も今年は中国の鉄鋼船に取って代わられているそうです(それはそれで大問題ですが)。漂流着岸が激減していることは間違いありません。漁業権を売ったとか色々な話はありますが、それにしてもいきなりこんなに減るのはなぜだろうと思っていました。答えはどうも下の報道にあったようです。
 これは支援者の方から教えていただいたものですが、「北朝鮮は、海水がコロナに汚染されることを憂慮し、漁労及び塩の生産まで中止させたという」というのを読むと、なるほどと思います。このこと以外にも北朝鮮社会、特に上層部が明らかにコロナの感染拡大に過剰なほどの恐怖心に囚われていることが分かります。
 日本でも様々な情報が錯綜し混乱している訳ですが、北朝鮮の場合もともと情報統制をしていて、その隙間を口コミ情報が埋めています。逆に言えば情報に極めて弱い社会でもあります。上からの情報が信じられないことがさらに混乱を拡大しているのでしょう。
 最近の「しおかぜ」に対する執拗な妨害は何が理由なのかまだ確信はありません。ただ、日本語、朝鮮語放送では国ごとの新型コロナ感染者数(正確に言えば検査で陽性と出た人の累計ですが)と死亡者数をしばらくの間毎回読み上げていました。そして「北朝鮮では1人もいないと言っていますが、それを信じる人はいません」と付け加えていたのですが、このような情報注入も何らかの効果があったのかも知れません。
 調査会では「しおかぜ」をはじめ今後もさらに有効な情報注入を続けて参りますが、言えることは木造船が来なくなったのは状況が好転したわけではないということです。原始的な平底木造船に人が乗って日本にやって来られることには何の変わりもありません。「日本は海に守られているのではない。海には国境の塀は立てられない。海があるからこそ守るのは難しい」ということです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  11月27日聯合通信(ソウル)報道
 国家情報院は27日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、最近の物価上昇及び商業稼働率低下等、経済難の中にあって大物両替商を処刑する等、‘非合理的対応’をしていると報告した。  ‘共に民主党’の金炳基(キム・ビョンギ)委員及び‘国民の力’の河泰慶(ハ・テギョン)議員は、国情院が今日の国会情報委員会において、「北朝鮮が常識的ではない措置を取っている」と明らかにしたと伝えた。  金委員長は、今年10月末、為替の急落を理由に平壌の大物両替商を処刑したかと思えば、今年8月には、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)防疫のための物質搬入禁止令に背いた核心幹部を処刑したこともあったという。  北朝鮮は、海水がコロナに汚染されることを憂慮し、漁労及び塩の生産まで中止させたという。  国情院は、北朝鮮が今月初め、恵山(ヘサン)と羅先(ラソン)、南浦(ナンポ)等、外貨物品の搬入を確認した海上の封鎖を行い、また、最近では平壌及び慈江道(チャガンド)も封鎖する等、統制措置が長期化し、経済的困難が拡大していると説明した。  中朝交易の規模も、今年の1月〜10月で5億3千万ドルとなり、前年比の4分の1レベルまで激減、また、中国からの物資搬入の中断により、砂糖や調味料等、食糧品の価格が4倍に跳ね上がったという。  特に、1万6千5百ウォンの線で動いていた調味料は7万5千900ウォン、年初めには1kg6千ウォン台だった砂糖が2万7千800ウォンに跳ね上がったということだ。  ////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和2年3月24日現在確認分) araki.way-nifty.com/araki/2020/03/post-f7a8e9.html 着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing ////////////////////////////////////////////////// <調査会役員・特定失踪者家族会三役の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> ※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。
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★12月6日(日)名古屋市啓発行事(名古屋市主催) ・ソレイユプラザなごや(地下鉄伏見駅歩7分 名古屋市中区栄1-23-13伏見ライフプラザ12F 052-684-7017)  吉見美保特定失踪者家族会副会長・調査会顧問藤沢が参加
★12月12日(土)国際シンポジウム(政府主催) ・イイノホール(地下鉄千代田線霞ヶ関駅直結) ・今井英輝特定失踪者家族会会長他特定失踪者家族会役員・調査会役員が参加
★12月20日(日)北朝鮮人権シネマフォーラム in 善通寺 ・調査会代表荒木が参加
★令和3年2月6日(土)北朝鮮人権シネマフォーラム in 益田 ・益田市人権センター(益田駅徒歩15分) ・調査会代表荒木・理事石原が参加
★2月7日(日)13:45北朝鮮人権シネマフォーラム in 東広島(同実行委員会主催) ・東広島市市民協働センター(西条駅徒歩12分。東広島市西条栄町8-29) ・調査会代表荒木が参加
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