男の顔【調査会NEWS3040】(R01.8.1)

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    荒木和博
 「男の顔は履歴書で、女の顔は請求書だ」と言ったのは大宅壮一さんだそうです(藤本義一さんだと思い込んでいたのですが、今回調べ直して分かりました)。今同じことを言ったらフェミニストの皆さんから袋だたきに合うかもしれませんが、象徴的な意味では一面の真実かと思います。もっとも現代はまともな履歴書を感じられるような男が少なくなったのも事実です(もちろん私もご多分にはもれませんが)。
 顔というといつも思い出すのは昭和36年(1961)5月16日、韓国で「5.16」と言われる軍事革命のときの軍人たちの顔です。クーデターですから失敗すれば当然首謀者は死刑になるわけで、それ以前にこれが失敗したら韓国は滅びるという中心となった朴正煕ら「革命主体勢力」の思い、緊張感が当時の写真からも伝わってきます。誰かの本に書いてありましたが、朴正煕は当時の韓国の状況を「火事に遭って、さらに火事場泥棒にみな持って行かれた家を引き継いだような感じだった」と言ったそうです。
 アジアでも最貧国に近い状態で、さらに朝鮮戦争の被害がまだ残っていた韓国では今のような先進国になるとは国民の誰も想像できなかったと思います。朴正煕の政敵だった金大中・元大統領は大統領就任直前だったか、記者から「朴正煕大統領の功績はなんだったと思うか」と聞かれて「国民にハミョンテンダ(成せば成る)という意識を植え付けたこと」と答えたそうです。
 革命後、政権内では色々なことがありましたが、当時の韓国はともかく国民が一致して経済発展をめざしました。貧しく、矛盾だらけでしたが、大統領から普通の国民まで、あるいは政権の側も反体制側も、良い人も悪い奴も皆がそれぞれ一所懸命でした。私は1970年代後半、大学生の時代にはじめて韓国に行き、そんなところに惹かれて朝鮮半島研究を続けています。
 当時、男は基本的に皆軍隊に行き(今のように例外は多くありませんでした)、多くは厳しい最前線の勤務につかなければなりませんでした。また一般国民にも午前零時から4時までの夜間通行禁止とか、様々な安保上の規制があり、それに伴う様々な不便がありました。実際に北朝鮮のゲリラが浸透して住民、小学生の子供まで殺したりしたこともありました。それと戦わなければならないということは国民共通の意識でした。  よく日本の保守系の人の中で「韓国の経済発展は日本の援助のおかげ」とか「日本が残していったものがあったから発展できた」という人がいます。確かにそれも一面の事実でしょうし、韓国でそれが不当に低く評価されているのも私自身納得できません。しかし、それを言ったら日本の戦後の復興も朝鮮戦争の特需がきっかけですし、何よりわが国は本当の意味での「国防」を外国に依存し、国民が拉致されていることを知りながらほとんど助けようともせず金儲けをしてきたのですから、韓国の発展を軽んじる資格はないはずです。
 時代が顔を作るのか、あるいはそういう顔の人たちが時代を作るのか分かりませんが、自分自身死ぬまでにもう少しまともな履歴書にしておきたいとは思います。 ———————————————- 最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました) araki.way-nifty.com/araki/2019/06/post-6cc9b5.html
着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ――――――――――――――――――――――――――
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